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ローズマリー

ローズマリーに育毛効果があるようです。ローズマリー(Rosemary)とは、学名をrosmarinus officinalisという地中海原産、シソ科の常緑低木で、葉をハーブとして利用します。フケ、脱毛に悩む頭皮を改善し、髪の成長を促進する作用を期待できるとされています。



ローズマリーの育毛効果は、ローズマリー単独ではなく、タイム、ラベンダー、シダーウッドのハーブを組み合わせて使用したもので、これらを含有するエッセンシャルオイルを頭皮に用いて7ヶ月間マッサージを行ったところ、40%を超える円形脱毛症の対象者に髪の毛の生育の回復が見られたという報告によるものです。



これは、5αリダクターゼ阻害作用、血行促進作用、炎症抑制作用、抗酸化作用などに起因すると考えられています。たしかに、これらハーブには、それぞれ血行促進作用、炎症抑制作用、抗酸化作用などがあり、シダーウッド精油は頭皮を柔軟にし、頭皮細胞の解毒を促進する作用があるなどから、これらのハーブの有効成分が複合的に働いたものとされているようです。



さらに、ローズマリーに含まれる、ウルソール酸(ursolic acid)は、コラーゲンを分解する酵素の働きを抑制したり、コラーゲン線維の産生を増強させる働きを持っています。頭皮の毛包(もうほう)幹細胞でつくられる、「17型コラーゲン」が脱毛と白髪の生成に大きく関与していることが明らかにされています。



したがって、ローズマリーに含まれるウルソール酸が、17型コラーゲンの生成に関与することで育毛効果を得た可能性もあるようです。



ローズマリーの葉は、ヨーロッパでは古くから様々な儀式などにも使用されてきたハーブで、消臭効果や抗菌作用、抗酸化作用があり、肉の鮮度を長持ちさせることから香辛料として肉料理や食品の保存時にも用いられています。



ローズマリーは、また、ドイツのコミッションEにおいても認められているハーブで、ハーブティーとして食欲不振、胃アトニー、肝機能低下、弛緩性便秘など消化機能低下や循環不全による活力低下など、身体の機能低下に強壮剤として、治療に利用されます。またリウマチや関節炎、神経痛の鎮痛に精油ではなく抽出液が外用で使用されます。



ローズマリーには、主要成分として、ロズマリン酸(rosmarinic acid)、カフェ酸(caffeic acid)、クロロゲン酸(chlorogenic acid)、ゲンクワニン(genkwanin)、ルテオリン(luteolin)、カルノシン酸(carnosic acid)、カルノソール(carnosol)、ロスマノール(rosmanol)、ウルソール酸(ursolic acid)、オレアノール酸 (oleanoic acid)、ベルベノン(verbenone)、α-ピネン(alpha-pinene)などがあります。



カルノシン酸には、神経細胞の維持に重要な役割を果たす神経成長因子の生成を高める効果があり、脳梗塞による壊死を予防する作用があるとされていて、軽度のアルツハイマー型認知症や、パーキンソン病の症状が改善する可能性を期待できるとされています。



さらには、カルノシン酸、カルノソールには、生体防御機構を活性化させる作用があり、解毒作用を高める作用を期待できるようです。そして、ロズマリン酸には、花粉症の症状を緩和する作用があることが知られています。



ローズマリーには育毛効果以外にも、様々な効能が期待されていて、頭痛や、疲労感を感じている時や、無気力状態のときには、気分を元気づけ、心を強化してくれるとされます。また、頭を明晰にし、記憶力をよくする作用があるとされています。



鎮痛作用があることで、痛みの緩和に効果があり、水分が滞留したむくみや肥満の改善効果を期待できるようです。そして、肌を強化し、引き締める作用があり、たるんで、しわのある、老化した肌を若返らせる作用などを期待できるようです。

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